こんにちは!元国際線CAのさくらです。

インターネット上では、色々な情報が溢れています。
現役CA時代、同期CAたちとインターネット上の【CAに関する情報】を読んでて、
「ん?私達その会社のCAだけど、そんな情報は本当じゃないよね」
と何度も思った経験があります。
今日は、「客室乗務員に内定するには、資格は必要か」を紹介します。
客室乗務員に内定するのに有利な資格は?
基本的に、客室乗務員に内定するのに、必要な資格はありません。
ただし、
TOEICのスコアが無いと、応募できない会社があります。
客室乗務員になるのに取るべき資格【TOEIC】
CAになるために、取っておいた方が良い資格で、1番に思い浮かぶのは、TOEICです。
TOEICは外資のエアラインによっては、応募条件にスコアが決まっています。
TOEICは、外資系CAになりたい人にとっては、
CA内定に有利どころか、持っていないと受験できない必須の英語資格とも言えます。
私は1社目に乗務していたのは外資なので、TOEICの勉強を必死でしました。
英検も日本では知られていますが、外資の外国人面接官は英検と言われても何か分からないと思います^^;
。
中国語など【第2外国語】の語学検定
英語力が必要なのはすでに紹介しました。
英語力以外に、あると有利な資格が、第2外国語資格。
CAになる人は、海外が好きだったり留学経験者だったり、英語を話せる人が多い。
つまり、会社には英語を話せる人は沢山います。
そんな中、中国語が話せる人や、フランス語が話せるなど、英語以外の言語を話せる人は会社にとっては貴重な存在。
それを証明できるような語学の資格があれば、それは評価されると思います。

CA受験生に人気の資格「本当に内定に有利?」
CA受験についてのネット記事で、
「CAになるには、手話検定や赤十字救急法のがあると有利」とネットに書いてありました。
CAになりたい学生さんから、
「秘書検定や、手話検定を受けた方が内定に有利ですか?」
との質問をもらったこともあるので、私なりの見解を書いてみますね。
内定を決めるのは、あなたの面接官なので、あくまでも私が正直に思う事をかいています^^
手話技能検定
う~ん、CA採用試験での印象が、劇的アップするわけでは無いと思いますが、好印象な資格だとは思います。
私は、子供の頃、近所に耳のご不自由なご家族が住んでいました。
物心付いた時から遊びに行かせてもらい、手話を教えてもらったので、手話を少し話せます。
実際の乗務で、手話が話せないと困る事はなかったですが、それでも、手話で会話をさせていただくと、喜んでいただけました。
ただし!
TOEICの点数が、合格ラインに足りない人は、優先順位は圧倒的にTOEICの方が上です。
時間は限られているので、まずはCA業務に必ず必要になってくる「英語の勉強」をおすすめします。
ちなみに、
手話関係の資格には、手話通訳士と手話技能検定があります。
手話通訳士はガチの通訳の方なの難しいのでお勧めしません。
検定料も18,000円と高額。
挑戦するなら手話技能検定がいいと思います。
1級~7級まで分かれていて、7級は1,750円で受けられます。
赤十字救急法
客室乗務員になるためには、必ず心肺蘇生AEDの使い方をマスターしなければ訓練を終了できません。
語学力ほど、強いインパクトはありませんが、
「語学意外にも何か資格を取っておきたい!」そんな人には、良いかもしれません。
いずれにせよ、全員訓練中に習うので、予習になるし、知っていて損はない内容です。
赤十字救急法の講習では、4時間の講習で心肺蘇生、AEDの使い方を習えます。
赤十字ベーシックライフサポーター認定証(名前長っw)がもらえるそうです。
料金は1500円です。
赤十字以外、無料で心肺蘇生やAEDを学べる講座もありました。
普通救命講習は、心肺蘇生やAEDの使い方を学ぶ講習です。
何度も書いてしまいますが、

TOEICが600ない人は、まずは日系の最低基準の600を取ってから、他の資格の勉強を始めて下さいね。
外資志望の人は、TOEIC800 は取っておくと、CA募集が出た時に困らないです。
看護師資格は最強(番外編)
CAの始まりは、飛行機に看護師さんを載せて運航を始めたって知ってますか?
そのくらい、飛行機の中で急病人の手当てができる人の存在は貴重です。
看護資格を持っている人は、上に書いた資格とは別格に有利だと思います。
だたし、看護師資格は、国家資格で取得に数年間かかります。
CAになるために取る資格としては、現実的じゃないですよね。
なので番外編として、一応紹介してみました。
現役の看護師さんでCAに転職してきた人を数人知っています。
その方達は、CAの最終面接で「看護資格をお持ちなのは、弊社としても大変心強いです。」と言われたそう。
実際、機内でも国際線は、病人の方が多くでるので大活躍でした。
テキパキ急病人のお客様を処置する元看護師CAさんの姿をみて、

これだけ機内で大活躍なんだもん
とパーサーと話していました。
CAになるには「ソムリエ資格」はあった方がいい?
以前、「CAになるにはソムリエ資格って持ってると有利?」と聞かれた事があります。
ビジネスクラスや、ファーストのCAに昇進してからは、CAがワインボトルを開けて提供します。
だから、ソムリエを取っておいて損はないと思いますが、内定に超有利かと聞かれたら、
「好印象ではあるとおもう」と言うのが、私の率直な答えです。
- ソムリエ資格があって、語学力ない人
- ソムリエ資格はないけど、語学力が優秀な人
この2人のどちらかをCAに内定させるなら、私は後者だと思います。
もちろん、ソムリエの資格そのものは、とても魅力的な資格だと思います。
CAになった後、趣味でソムリエをった現役客室乗務員さんを何人も知っています。
どちらかというと、客室乗務員に内定後に取る資格としておすすめです。
「体力ありますアピール」は資格より強し
ちょっと話はそれますが、
CA業務は体力勝負!
体力がないと辛すぎるし、メンタルにも影響して、病んでしまいます。
実際、会社は求職中のCAを沢山抱えています。
会社としては、休職や退職されることなく、
「丈夫な体で、フライトしてくれるCA」が欲しいと思っています。

私の同僚CA達が就活でアピールしたネタ
- 小学校・中学校・大学と9年間バスケ部にました
- ホノルルマラソンを完走しました
- 大学時代ダンスサークルに所属し大会で優勝しました
- 3歳からバレエを習って今も続けています
- 小さい頃からフィギュアスケートを習っていてジャンプができます
- 乗馬ができます
- ヨガインストラクターの資格をもっています

体力について証明できるエピソードを用意しておくと良いですよ^^
CAに内定するために「資格より大切な事」
CAになるために必要なのは資格より、人間性だと思います。
最後の最後に、かなり方向性のそれた話をしてすみません。汗

就活では、あなたが持っている資格より、あなたの印象が内定に影響すると思います。
以前、英語ペラペラの人がCA採用試験で不合格だった話も以前紹介しました。
CA内定に関係あるものの順位は、
- 面接での印象
- 語学力など応募の必須資格
- 手話などあったら素敵な資格
だと思います。
私が客室乗務員に内定時、提出した資格
私が採用試験で提出した資格は外資も国内も同じ
- TOEIC
- 普通自動車免許
これだけです( ^ω^)・・・
ブログを読んで下さってる人の方が、よっぽど優秀だと思います。
私の無能さがバレてしまうので恥ずかしいのですが、
「こんな人でも内定できるんじゃん」と自信をつけて欲しいので、公表しました^^;
最後に
将来CAになりたいと強い気持ちがあっても、何から勉強したらいいか分からなくて、
資格について調べている人がいるかもしれません。
そんな人にお勧めは
step
1まずは行きたい航空会社に必要な語学力(TOEIC)の勉強
step
2その後、時間に余裕があれば、第2外国語や他の資格の勉強をする
この順番だと思います。
そして、体力づくりもしておくことをおすすめします^^
CAになる夢を叶えて、元気に乗務してくださいね!
最後まで読んで下さってありがとうございました。
さくら