こんにちは!さくらです。

エアバス380は、CAとしても、乗客としても何度も乗らせてもらった飛行機です。
普通に【エアバス380】の乗り心地を、書こうかと思いましたが、
せっかくなので
「CA時代の感想や体験談」も紹介してみる事にしました!
そもそも、A380(エアバス380)とは?
A380は、エアバス社さんが売ってる飛行機。
呼び方は、A380と言ったり、エアバス380と言ったり・・・。
エアバス380の最大の特徴は、
飛行機の胴体が2階建てになってること。
それ以外の特徴は、
- 座席数は、各社平均525席
- 最大で853人乗りまで可能。←全席エコノミーとか…?!
- 値段は約500億円
- 巡航速度は時速約900キロ
- 最大離陸重量560トン
ざっくり過ぎる説明ですが、
エアバス380は、
とにかく、
超巨大な飛行機です。
CAとしてA380に乗った感想
エアバス380の訓練が始まったとき、
外国人のインストラクターが、

ようこそ!ビックママことA380へ!
と言っていました。笑
そんなビックママことA380に、
実際に乗務してみると、、、
A380、本当に大きい!!(@_@)
おおきすぎ!w
A380のキャビン
380のエコノミークラスの、客室を見た時は、圧巻でした。
「ここは空港?!空港が飛んでる」と、CA同士で冗談を言ったほどw
A380は、機体の前方と後方に階段があって、
後方の階段では、フライト中、疲れすぎて白目になってる外国人CAによく遭遇しましたw
A380のギャレー
私が居た会社では、エアバス380はギャレーも大きかった。
※会社によって設計が違います。
特に、A380のビジネスクラスギャレーは、
Boeing777みたいに、ギャレーの中で小回りしながら、必要な物をすぐ取れる動線ではなく、
ギャレー内を走り回る感じでしたw
お客様の数が多い分、ミールも大量。
その分、ギャレーも広かったです。
CAによって、好き嫌いが分かれますが、
私の中ではエアバス380の、ビジネスクラスのギャレーは、修行の場でしたw
A380に乗務するCAの数
飛行機が大きいと、乗務するCAの数も多くなります。
それまでも、Boeing777で飛ぶ時、CA達の数は、約15人ほど。
※路線や会社で変わります。
エアバス380は、23人程のCA達が乗務していました。

※毎便、会社の何千人のCAの中から、その便に配置されたメンバーでフライトするので、知らないメンバーの方が多いのが普通でした。
CA全員をまとめるパーサーも大変だったと思います。
A380のコックピット
エアバス380のコックピットも、言うまでもなく広々!!
大げさではなく、コックピットの中を、普通に立って歩けましたw
私が、A380のコックピットで、
「広ーーーい!!」と感動してると、
外国人パイロットさんが、
「僕たちが床で昼寝したり、上空でヨガできるように、会社が広く作ってくれたんだ」とジョークを言ってましたw
A380で着陸後、消防車に囲まれたフライト
エアバス380で、フライトを始めて数か月がたった頃、
飛行機は、いつもの様に着陸。
すぐに、パーサーから全CAに業務連絡。
パーサー「着陸はしたんだけど、キャプテンから
【着陸時、車輪に問題があった】と連絡アリ。
【そのまま、待機するように】との指示です」
りょりょ、、、了解(;'∀')
私は、その時、2階のアッパーデッキを担当。
機長指示の「そのまま待機」に従いながら、
CA席から、外の様子をうかがっていると、、、、
なななんと、
自分の乗ってるA380が、
レスキュー隊(消防車)に囲まれてるー!!!
すぐに、
機長がアナウンス。
「ladies and gentleman ,
this is your captain...
ご搭乗の皆様、機長の○○です。
ご搭乗機は着陸時、車輪に問題がありました。
念のため、レスキュー隊がスタンバイしていますが、今のところ、お客様の安全には問題はございません。
どうぞ、落ち着いて、客室乗務員の指示に従ってください」
私達CAへの業務連絡の前に、
というか、
そのアナウンスをもって、私達CAにも状況を知らせてくれた。
※なんで業連の前に、アナウンスが先だったかは理由は不明(;^ω^)
結局、このあと、通常通りにお客様をお見送り。
が、しかーし!
エアバス380の車輪は治らず、
帰りの便は「欠航」になってしまいましたm(__)m
A380※CA時代に1番【好きだったこと】【苦手だったこと】
CA時代、A380の好きだった事
エアバス380に乗務させてもらって嬉しかった事は、
飛行機好きのお客様が、
「A380に乗ってみたかった!」と喜んでる瞬間に、ご一緒できた事。
私自身、航空ファンなので、飛行機に乗って、嬉しそうなお客様に会えるのは幸せでした。
私も、大型機が大好きなので、CAを目指していた時、絶対にエアバス380に乗務したかったし、憧れていました。
今でも空港で380をみるとワクワクします。
A380の搭乗中、ボーディングブリッジが、1階と2階に設置されてる姿も好きです。
CA時代、A380の苦手だったとこ
私がA380の苦手だったところは2つ
- 広すぎてCAが失踪w
- 2階はタッチダウンの瞬間が予想しにくい
1、広すぎてCAが失踪w
日系時代は、みんな働き者で、サボるCAさんなんて一人も居なかった。
しかし、、、
しかし、、、
外資は、、、
居るんです、、
疲れたら、ガチでサボる外国人CAさんが(;^ω^)
文化の違いでしょうかね・・・汗
全ての便ではありませんが、
お客様からの【呼び出しベル】が鳴りやまない様な、超多忙なフライト中、
「あれ?○○どこ行った?超忙しいんだけど」
探しに行くと、別の階で、持ち場を離れて、
ゆったりお客様を会話してたり、ひどい時はトイレで寝てた人もw
A380は、縦に長く、さらに2階建て。
他の機種より広い分、消えたCAさんを探すのに、時間がかかった思い出です。笑
2.タッチダウンの瞬間を予想しにくい
これは、超~~~個人的かつ、マニアックな苦手ポイントです(;^ω^)
エアバス380の2階に乗っていると、
飛行機が滑走路に【タッチダウンする瞬間】を予想しにくい。
CAをしていると、数えきれない程、着陸を経験します。
着陸の瞬間は揺れるので、首を痛めないように、首を進行方向側の壁に付けたり、足を踏ん張ったりしていました。
何度も着陸を経験すると、CAの勘⁈的なものが身に付きます。
B777などでは、自分の中でのカウント、
5・4・3・2・1着陸ドドーーーン!
が大体、当たってました。
いっぽう、A380の2階に座って着陸の時は、いつも外れてました。汗
2階からだと、地面から高すぎて、着陸の瞬間が、読めませんでした。
「そんなどーでもいい事?」と思われるかもしれませんが、A380は着陸の衝撃も大きい。
タッチダウンの瞬間が分かり難いのは、私にとっては、ちょっと苦手な事でした。
最後に
エアバス様、
こんな自由に、私の個人的な思いを書く失礼をお許しくださいませm(__)m
なんだか、申し訳ない気がして、一言謝っておきました(;^ω^)

この記事を書きながら、A380にまた乗りたくなりました。
私と同じく、A380 が好きな人に、読んでいただけたら嬉しいなと思いブログにしてみました。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。さくら