いつも、夜便で離陸する前に、こんなアナウンスを入れたりしていました。

↑数えきれない程入れたPAだから、寝言で言った経験ありw
なんで夜間の離着陸で、機内の灯りを消すんでしょうか?
その理由を紹介します。
夜の「離陸・着陸」で機内を暗くする理由
夜の離陸・着陸時に機内の灯りを消す理由は、
万が一、緊急脱出した時、
「暗闇でも目が見えるようにするため」です。
つまり、暗順応をさせておくためです。
明るい部屋で急に電気をけされると、しばらく何も見えないですよね。
それと同じで、明るい機内から、急に暗闇に脱出するとしばらくは周りが見えません。
そうならないために、初めから外の暗さに目を慣らしておくんです。
飛行機の事故は、離着陸時に集中しています。
万が一の事故発生時、より安全に脱出し飛行機から逃げられるように、暗くしているのでした。
ちなみに、事故が発生しやすい時間帯を「魔の11分間」と呼んでいました。
飛行機の「魔の11分間」って?
この11分間は、飛行機が離陸してから、
「上空1万メートルに達する離陸後3分間」と、逆に「離陸前の8分間」のことを言います。
一度上空に飛ばして自動操縦になってる時よりも、離陸着陸させる時の方が事故が起きやすいんです。
そりゃそうですよね^^;
ってここまで怖い話を書いてしまいましたが、
飛行機の運航には多くの人が携わり、
徹底的に安全を確認されてから飛んでいます。
万が一に備えて、灯りを消してるだけなので、怖がらずに乗って下さいね^^
全ての飛行機が離着陸時に灯りを消してるの?
飛行機が、離陸、着陸時に機内の灯りを消すかどうかは、
各航空会社によります。
例えば、全日空は、
「機内の灯りは、着陸時でもお客様に提供するサービスの一つ」
との考え方を優先して、着陸時でも灯りが付いたままです。
着陸時の、灯りについて意外でも、考え方は航空会社によって違います。
色々な航空会社によってやり方が違うのも、面白いですね。
今回も最後まで読んで下さってありがとうございました。
さくら