こんにちは!さくらです。
以前、よく聞かれる「私がしたCAからの転職方法」について紹介しました。

私が実際に知っているCAさん達のお話として、聞いて下さいね。
全ての人に当てはまるわけではありません。
では、紹介していきます。
CAが仕事を辞めた理由
- 結婚
- 転職
- 体が限界
- 旦那さんの海外赴任
- ストレス
- 他にやりたい事ができた
これ以外、外国ベースのCAの友人の退職理由で、
- 日本に帰りたくなった
こんな理由もありました。
上に挙げたCAが仕事を辞める理由の中で、多いのが、
- 結婚
- 体がしんどい
- ストレスが辛い
この3つを特に良く耳にしました。
- 転職したい!
も理由になりそうですが、この「転職したい」の言葉の裏には、
上の3つが絡んでる事が多かったです。
このへんについて、もう少し詳しく紹介してみます。
CAに多い退職理由①結婚
CAさん達の退職理由で、多い理由の一つに、結婚して辞める理由がありました。
CAさん達の結婚相手や婚活についてはコチラで詳しく紹介しています。
もちろん、
結婚した後も、乗務を続けるCAさんも沢山いました。

結婚後に続ける人より、辞める人の方が多かったです。
結婚後して退職といっても、何パターンかケースがありました。
CAを辞めたくて、結婚
ぶっちゃけて言うと、
「もう仕事を辞めたいから結婚する」と、結婚して辞めた人を、3人くらい知っています。
もちろん、元々好き同士で付き合った後の話(^-^;
CAの仕事は、楽しい事も多いですが、精神的、体力的にキツイ時が、多々あります。
特に身体面では、不規則な勤務時間や気圧の影響などで、体に負担を感じます。
その姿を、パートナーも見ているので、「結婚して辞めたら?」と勧められたそうです。
旦那さんの海外赴任
あとは私の同期で何人かいるのが、
商社マンと結婚して、旦那さんの海外赴任で退職した人も複数います。
実は、この理由での退職が結構多くて、
なんと「旦那さんの海外赴任用の休職制度」があるんです。
会社としても、優秀な人材は辞めてほしくないし、
語学力もアップして帰ってくるかもしれないし、
休職制度を作った方が良いと判断のかも。。。
結婚や出産を機に退職
CAを続けたかったけど、結婚してみて、子供を産んでみて、
両立が難しくなり退職した人達もいました。
「泊まりのステイに出ずに、子供の側にいたい」
そう言って退職した友人もいました。
旦那さんがパイロットのCAの友人は、
「夫婦2人が国際線の乗務員では、なかなか会える時間がない。
子供も寂しい思いをするので退職した」と言っていました。

一方で、夫婦でクルーを続けながら、子供を育て上げた大先輩達も居ました。
それぞれ価値観や、ライフスタイルの違いによりますね。
CAの退職理由②体が限界
どんな仕事も、大変だし、くたくたになると思います。
CAの仕事も、12時間フライト、15時間フライトなどハードな路線があり、クタクタになります。
さらに、気圧の変化、時差、不規則な勤務時間で、体に負担がかかります。
CAになりたい人に、
「CA職は貴重な経験ができる」ので強くお勧めしますが、大変な部分も正直に書きますね。
私の周りのCAさんが苦しんだ【体の悩み】
不眠症
不眠症は、私の親友がなりました。涙
- 朝6時発のフライト
- 昼発のフライト
- 夜22時発で、夜中に8時間飛ぶフライト
- 夜中3時発のフライト
そんなフライトを毎月、沢山飛びます。
夜勤も、早朝勤務もごちゃまぜです。
そんな生活を繰り返していたら、私の親友はベットに入った後、4~5時間たっても全く眠れなくなりました。
CAはフライト前に睡眠薬や飲めません。
彼女は仕方なくいつも寝不足のままフライトを繰り返し、その後、退職しました。
航空性中耳炎
耳の病気も一度癖になるとやっかいなようです。
私は航空性中耳炎にはなったことがありませんが、友人CAは着陸の際、頻繁に中耳炎になるように・・・。
これ以上、悪化させたくないと、3年間乗務を完了後、転職しました。
足のむくみの深刻版
足のむくみ問題は本当に多くのCAさんが直面する問題です。
そういう私も、長時間フライトした後は、超強力の着圧ソックスを履かないと、足はパンパン。
むくみがひどすぎで眠れない程辛かったです。
CAになる前は、医療用の高額な「むくみ取りストッキング」を買うなんて理解できませんでした。
しかし、CAになってからは、必需品でいいのがあると聞くと、藁をもすがる気持ちで購入していました。
慢性的なひどい足のむくみは、着圧ソックスできちんと対策しないと悪化します。
そして、きちんと対策をしていても、足がしびれる程むくみがひどくなって、レーザー治療に通ってる同僚が居ました。
彼女も5年間、飛びきった後に、体を悪化させたくないとCA職を卒業していました。
うつ病など【心の病】
CA職で「なんの病気が多い?」と聞かれたら、
悲しい事にうつ病の名前も思い浮かんでしまいます。
誤解を恐れずに書くと、
うつ病になってしまったという話を聞いた事があるのは、日本の航空会社の時だけでした。
詳しくはCAさん達の人間関係で書いています。
「お客様は神様文化」や、
異常なまでに女性ばかり採用されてる「女社会での上下関係」は日系特有でした。
日本のCAさん達が弱い訳では全くありません。働き者で優しく賢い人達ばかりでした。
このストレスについては、次に詳しく書いています。
CAに多い退職理由③「ストレス」
CAの辞める理由について、
よく質問されるのでこの記事を書きました。
そこで避けて通れないのが「ストレスの話」
私は外資と日系の2社しか経験がありません。
その経験内での話になりますが、日本の航空会社の方がストレスに悩む人が多かったです。
ここで声を大にして言いたいのは、
日系のCAさん達が悪い訳でも、弱い訳でも全くないです。
お世辞抜きで、真面目だしお客様にも同僚にも優しいし優秀な人達でした。
ただし、日本の会社には、とても古い慣習が残っていて、上下関係が厳しかった。
日系に転職後、出会って1秒目から怖いパーサー、
常に話し方が怒ってる先輩がいて、カルチャーショックでした。
※半分以上の方は優しい方です!!ただし怖い人の数は外資に比じゃない程、多かった。
大量のお局様の名前が載った【怖い人リスト】がLINEで出回ってるるほど。。。
ただ、一定数いる、もの凄い態度で接する先輩CAが、後輩CAに与えるストレスはとても大きく、休職したり退職した人を日系で何人も見たのも事実です
こんなに後輩に怖くする必要はどこにあるのか?
また、後輩はこれに耐えなきゃいけないのか?
いつも不思議でした。
私は外資と日系で、ボーイング777やエアバスでも全く同じ機種に乗務してきました。
外資では和気あいあいとリラックスしていて、日系では、時に、先輩の顔色を窺いながら飛んでいました。
外資で和気あいあいと飛ばしても、安全な運航はできていました。

退職した今は、当然、怒られることも嫌な言い方をされる事もないので、ゼロストレスですが、働いてた時は違いました。
狭い機内で、もの凄い怖い空気を出され続けると、後輩CA達は全員ピリピリして、正直すごくストレスでした。
そして、そんな強いストレスがかかった状況が安全だとは思えませんでした。
外資は新人がパーサーを評価?!
外資は毎便、下のクルーがリーダーを評価するシステムがありました。
なので、多少なりとも現場の声が会社にとどきました。
上司も悪く書かれたくないので、後輩とのコミュニケーションに気を使います。
日系は上空は密室、新人CAが過剰にビビらされても、ひたすら我慢するしかなかった。
だから、うつ病になってしまうCAさんの話を、たくさん聞きました((+_+))
うつ病になって、そのまま退職した人も沢山います。
繰り返しますが、
日系時代、尊敬できる大先輩や、パーサーの方が、圧倒的に多かったです。
それでも、一定数いる、極端にストレスを後輩に与える先輩CA達によって、泣いてるCAを何人も見ました。
そのまま病気になったり、耐えられなくなって退職した人が多いのも事実でした。
ちょっと重い話になってしましましたね。
本当は大きな会社を敵に回すようなこんなリスキーな話は、絶対にしたくなかったのです。
辞めた今はいい思い出しか残ってないしノーストレスだし。
ただ、働いてるCAさん達は、絶対に言えないし、辞めるしかないので、勇気をだして記事にしてみました。
少しでも、日系の優しくて優秀なCAさん達が、
余計なストレスに悩まされず、仕事ができる事を願って書きました。
と、ここまで書いて、
ストレスに苦しんで退職する人が多かった日系では、
どんな事があったのか、
具体的に書いた方いいのかな?!と思えてきました・・・。
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追記:書ける範囲で書きました!
日系CAさんに見た、「CAさんが病む瞬間」具体的なエピソード。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
さくら