こんにちは!元国際線CAのさくらです。
先日、現役のエミレーツ航空のCAさんと会いました。
せっかくなので、

実は、エミレーツ航空は私も内定を頂いた事がある航空会社です。
私がエミレーツに内定をもらった時から、もう何年も経ちます。汗
ただし、先日会った友人がエミレーツに内定したのは3年前なので、私の情報よりは新しいです。
同じ質問が出るとは、限りませんが、もし良かったら参考にして下さいね。
エミレーツCAに聞いた「CA採用試験の流れ」
元エミレーツCAの2人に、エミレーツ航空の採用試験の様子を聞きました。
年度によって違いはありますが、エミレーツCA採用試験の流れfこちら。
- グループワーク
- その途中1人ずつ呼ばれて、同じ部屋の壁でアームリーチ
- 筆記試験(全問英語)70分
- クループディスカッション
- USビザを持っているかなど、ごく短い個人面接
別日に、
「最終面接」
面接官1~2人と、受験生1人で面接。
エミレーツ航空の採用試験は面接はもちろん、書類提出の段階から全て英語。
全行程の間、日本語は一切使いません。
私自身がそうだったように、英語が苦手な人は、英語力の猛特訓は必須です。
エミレーツ航空CA採用面接「グループワーク」での質問
まず、グループワークについて。
ホテルの大広間で、20~30人位で大きな円を作って座ります。
「右隣に座った人の情報」を3分の制限時間以内に聞き出します。
そして、
聞き出した情報を、1人ずつ1分の制限時間で発表させられます。
※だたし、毎年形式はかわります。
主に、名前、出身地、仕事、好きな事を聞くように指示されます。
そして、ワークの合間に、1人ずつ呼ばれて壁でアームリーチをします。
その時も面接官は
「I like your nail color!(素敵なネイルね!)」など話しかけられる人もいます。
そこでも、しっかり、その人の印象を見られています。
この後の筆記試験があります。
グループワーク、筆記試験をパスしたら、次はグループディスカッション。
エミレーツCAに聞きました「グループディスカッションのお題」
エミレーツ航空の採用試験でのグループディスカッションは、CA受験生みんなで大きな円になって話し合います。
「話す」といっても、ただ意見を述べるだけではないんです。
制限時間以内に「全員で○○について決めて下さい」というもの。
時間内に、ミッションをやり遂げなくてはいけません。
その内容はグループによって変わります。
実際に出された
グループディスカッショのお題
「無人島に行くのに1つだけ持って行けるなら何?グループで1つ決めて。制限時間は10分」
「映画を作るならどんな映画?なんでその映画を撮りたいの?10分で決めてまとめて」
「エミレーツの日本線の新しい機内食のメニューを決めて下さい。その理由も発表してください。10分で。」
「レンタカーのオーナで6人のお客様に対して2台しか車を用意できなかった。どういう基準で車を貸す2人を選ぶ?またどうやってお客様に説明しますか?」
グループディスカッションで結論を出して、その理由も面接官に説明するパターンが多いです。
エミレーツ航空CA採用試験※グループディスカッションでの注意点
エミレーツ航空のグループディスカッションでの、お題の全てを英語で説明されるので、しっかり採用官のお題を聞き取り、理解しないと話し合いに参加できません。
注意点は2点
①英語力について
ちょっと厳しい話になってしまいますが、
この英語の指示を聞き取れず、日本語で隣の受験生に聞くのは、とても大きなマイナスポイント。
面接官に見つかったら、「この子は、英語での指示が理解できないんだな」と思われて今います。
エミレーツ合格後に始まる訓練は全て英語。
乗務中の指示も英語のみ。
英語での指示か聞き取れないと、
エミレーツのCAとして働くのは、難しいと判断されてしまいます。
面接官は「Any Questhions?何か質問はありますか?」と始める前に言ってくれます。
どうしても理解できなかったら、礼儀正しくそこで面接官に質問したほうが印象はずっと良いです。
不安になる話を書いてしまいましたが、大丈夫!
私は留学経験なし!日本で英語を勉強して、外資系のCAになりました。
今は留学しなくても日本で勉強できます^^
②周りの受験生とのチームワークを大切に
さらに、ここで面接官が何を見ているかを意識する必要があります。
英語力に自信があるからと言って、自分の意見だけを強く通す場所ではありません。
チームの中でいかに、周りを尊重して、協力しながら、ミッションを達成できるかが大切だと私は思います。
「この子だったら、多国籍のCAの中で、相手と気持ちのいいコミュニケーションが取れて、しっかり仕事もしてくれそうだな」
と思ってもらえることが必要だと思います。
グループディスカッション終了後の心構え
グループディスカッション終了後、一旦部屋の外に出されます。
その後、全員に封筒が配られ、そこに最終面接に通過か、不合格かが書いてあります。
めでたくグループ面接に合格した人は、1人ずつ呼ばれて、面接官と1対1で話します。
そこでの質問の内容は難しいものではなく、アメリカのビザはあるか?とか、誰にでも答えられる簡単な質問のみ。
とはいえ、この段階でもうクタクタです。
しかーし!気を抜いてはいけません^^
疲れた中でのあなたも見られています。
疲れた時でも笑顔でいられるか等を見られています。
身だしなみや姿勢も最後まで、しっかり綺麗にキープしておきましょう。
最後に
エミレーツ航空のグループディスカッションで大切なのは、しっかり英語力をつけておくこと。
その上で、まわりの受験生さんと協力して、チームの中で協力しあって働ける人だと面接官にわかってもらう事。
この2点だ大切だと思います。
グループディスカッションのお題は、変わる可能性がありますが、上の2点の大切さは変わらないと思います。
私がエミレーツに内定した時、英語ペラペラの現役のANAのCAさんが居て、
全員が「あの方は余裕で合格だろうな・・・」と思っていました。
それでも、その方は、グループディスカッション審査を通過できませんでした。
むしろ、なにも話せず「私、絶対にダメだと思う・・・」と目をウルウルさせてた人が通過していたり。
まあ、その人は、何も話せなくても、とっても優しい雰囲気でみんなの意見をうなずきながら聞いていて、発言する際も相手に譲っていて結果的に「何も話せなかった」状態でした。
面接官はしっかりそれも見ていたと思います。
私は、面接官ではないので、100%何が正しいとは言えませんが、自分が内定した経験から、そして、現役エミレーツもCAさん2人にアドバイスをもらいながら、この記事を書いてみました。
これからエミレーツ航空の採用試験を受ける人の、少しでも参考になれば嬉しいです。
今回も最後まで読んで下さってありがとうございました。
さくら