シートベルトぐるぐる巻き?!飛行機でホントに起きたお話

一度に何百人を乗せて飛び立つ飛行機。
お客様の事情はそれぞれ。
嬉しい旅の人、悲しい旅の人。
初めての飛行機で飛び立つのが怖い人。
大好きな飛行機に初めて乗れた人。
CAは臨機応変にそれぞれのご事情のお客様に寄り添って行動することが求められました。
先輩たちの仕事ぶりを見て学んだり、言葉で教えてもらったりしながら、あらゆる対応の仕方を少しづつ身に着けていきました。
今回は大好きな飛行機に初めて乗ってくださったお客様対応でさくらが実際に気を付けていたことを書きますね。

CA時代 さくらがご一緒した素敵なお客様のお話

お客様が初めて飛行機に乗る日かどうかはCAには事前に情報は来ません。
なので、大抵の場合はお客様が「飛行機に乗るのが初めてなもんで^^」と言って教えてくれます。
日本のある地方空港での出来事。
お客様が搭乗し、皆さん手荷物を上のロッカーにしまうなどしていました。
何かお手伝いできることは無いかとさくらは機内の通路を歩いていました。

そして目にした光景に一瞬だけ止まりました。
60代後半の優しそうなふくよかな女性がリュックもお土産の紙袋もお腹に縛り付けシートベルトでぐるぐるに巻き付けていました。
一瞬何が何だか分からなくなりましたが、瞬時にさくらの職業病で笑顔で挨拶をしてました。
「ご搭乗ありがとうございます。」
すると女性は会釈をしてくれました。
実はこのベルトの巻き方では離陸はできないんです。
鞄は上の物入か、前の座席の下にしまう。
そしてシートベルトはたるみの無いように締めてもらわないと客室の離陸準備完了の報告が機長にできないから。
お客様に安全にシートベルトを締めてもらうのって実はすんごく大切なCAの仕事なんです。
だからと言って決して失礼な言い方はしてはいけない。
さくらは気を付けながら言いました。
「お客様、大切なお鞄がシワになってしまいますし、安全に終えるようお手伝いいたします」
すると
「飛行機初めてなんです。緊張しちゃって。分からないし。すみません」

このお客様、今日が初めて飛行機に乗る日なんだと知ったさくら・・・

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はじめて飛行機に乗るお客様にさくらがいつも言うこと

始めての旅ですって教えて下さったお客様にはさくらはいつも
「始めての空の旅に弊社を選んでいただいてありがとうございます。客室乗務員のさくらと申します。初めての旅にご一緒できて私も本当に幸せです」って言います。
そしてさっきのシートベルトを直すお手伝い。
もうこの時この60代の女性は田舎のさくらのお母さんにかぶってしまっていました。
ふくよかな体型もお揃いで愛情が噴き出ていました。
さくらがテキパキ手伝うと「すみません」とあやまるご婦人。
始めての飛行機で勝手が分からなくて謝って下さるお客様がたまにいます。
それをされるとさくらはスイッチオンです。
さくらがいつも言うセリフ
「こちらが申し訳ありません。こんな分かりにくい作りで。初めて乗って下さるお客様にこそ使いやすくできてるべきですよね。家と違って分かりにくいですよね。こちらが悪いんです。申し訳ありません」
どうか緊張しないで飛行機を楽しんで欲しい。
飛行機の座席の仕様やトイレだって初めてなら私だって分からない。
CAはその気持ちを忘れちゃいけないって思う。

そんなこんなで離陸の準備が着々と進みます・・・
この後もエピソードは続きます。

この続きは次回書きますね^^
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。