飛行機の中で実際に起きた感動ドラマ♡妊婦さんに渡された1枚のメモ


今日ふと一枚の大切な紙を見ました。

それを見てなんだかジーンとしてしまったのでブログに書いてみようと思います。

CA時代は毎日慌ただしく時間が過ぎていきました。

CAが15~17人で400人以上のお客様のサービスをします。
機種によってはもっと多いお客様で飛びます。

そんな中一人一人のお客様にできるだけくつろいでもらえるようCA達は何かできる事はないかアンテナを張りながら乗務しています。

とはいってもなかなかこれが難しく、至らないことだらけな毎日でした。

機内で出会った若いカップルのお客様とのエピソード・・・

私が国内の航空会社の客室乗務員として国内線に乗務していた時のお話。

担当するエリアに20代前半らしきとても若いご夫婦が乗ってきてくれました。

※担当するエリアとは、万が一の脱出時に自分が担当するエリアが決まっている。

離着陸前の機内の安全をチェックする時もそのエリアを担当する。

事前に入ってきていた旅客情報によると女性は妊婦さん。

なので搭乗時にご挨拶

「本日はご登場ありがとうございます。上空は冷えますので毛布を多めにお使い下さい。他に何か必要な物があればいつでもおっしゃって下さいね」

と言って毛布を渡しました。

これは妊婦さんを見つけたCAの多くがさせてもらってること。

さくらが何か気の利いたサービスをしたわけでもなんでもないです。

無事に離陸して飲み物のサービスも終わり、次はお子様に機内のおもちゃを配って回ります。

おもちゃも配り終えた時、気流も安定していて時間がありました。

なので機内備品にある飛行機の絵ハガキに

「赤ちゃんへ、本日はご搭乗ありがとうございます。元気に生まれてきて遊んでください」と書いておもちゃを添えて、その妊婦さんに渡しにいきました。


その後飛行機は着陸態勢に入り、ギャレーの安全確保などバタバタと業務をこなしました。

そして飛行機は無事目的地に着陸。

さくらは機体の一番後方でアナウンスを入れていたのですぐには客室に出られませんでした。

アナウンスを入れ終わってすぐに客室に行くとその若いご夫婦が待っていてくれました。

着陸後、飛行機から降りずに待っていてくれた妊婦さん

妊婦さんがアイコンタクトをくれたのですぐに向かうと、

「色々ありがとうございました。すごい嬉しかったです。あとこれ・・」と言って、

きれいにたたんだ毛布とこの紙を渡してくださいました。

ジーン、、、涙

私は何もしていません。

もうその気持ちが嬉しくて嬉しくて。

狭い機内で座りっぱなしで早く飛行機を降りたいでしょう。。。

みんなが降りるのに帰らずに私を待っていてくれたお2人。

私と目が合うと笑顔でかけ寄ってきてくれた姿が目に焼き付いています。

「仕事の喜び」を超えてさくらの一生の大事な思い出です。

CAのやりがいを一言で言うのは難しいけど、お客様が喜んでくれた時がきっとやりがいを感じられた瞬間だったと思います。

空港について滑走路から飛び立つ飛行機たちに、お祈りしてました。

元気なあかちゃんが生まれますように・・・あのお客様に良いことがいっぱいありますように・・・

あらから数年、ずっとこの紙はさくらの宝物箱の中にしまってあります。