こんにちは!さくらです。
JALの機内でお酒に酔った男性が暴れてCAにけがを負わせる事件が起きてしまいましたね。
このページに初めて来た人はここから読んで下さいね。
色々な事件が起きますが酔ったお客様が起こすケースはあとを絶ちませんね。
さくらの便での話↓
機内で暴れたり暴力をふるうのは許される事ではありません。
たださくらはこの事件を知って思った事があります。
それは意外と知られていない上空でのお酒のまわり方について。
今回はそれについて書いてみようと思います。
えっ知らなかった!上空でのお酒のはなし
あまり知られていない話ですが、一言で言うと
上空でお酒を飲むと普段の倍の早さで酔います。
正確には上空ではお酒は地上の2倍~3倍で回ります。
上空での飛行機ないは気圧が地上の8割しかありません。
標高2000メートルの山に登ってるのと同じ状態。
気圧が低いので血管が地上より膨らみ血管拡張がおこります。
その分アルコールを飲むと脳へまわるのも早く地上よりずっと酔うんです。
しかも上空は地上より酸素が薄い。
アルコールは血中の酸素濃度をさらに低くさせるのでどんどん酔いが回ります。
つまりビール1缶飲んだつもりでも
飛行機の中では2缶3缶飲んだのと同じ酔い方をします。
卒業旅行の大学生さんへ^^
これから大学の冬休みや春休みで大学生の卒業旅行シーズンが来ます。
大学時代の最後の思い出作りに海外旅行なんて素敵です。
ただ飲み過ぎてトイレ前で倒れる大学生さんのメディカルケースが多発いたします・・・。
楽しくなっちゃうし気持ちはすごく分かります^^;
それで着いた空港の医務室行き。
乗り換えの便に乗れなくなった学生さんも見ました。
付き添いのお友達も不安でいっぱいな表情。
さくらは必ず上空では酔いが回りやすい事を説明して20歳以上の学生さんにお酒を出していました。
大抵の場合、地上で休んでいれば治ります。
CAが酔ったお客様にとるチームプレイ
休んでも治らない状態になるまでCAはお客様にお酒を出しません。
酔い方がヤバいなと思ったお客様がいたらCA達は敏感に反応します。
まずその客室の上司に報告。
そのお客様の座席番号をCA達みんなに知らせます。
そしてそのお客様の酔いが覚めるまではアルコールは出さないようにします。
お酒は美味しいし、旅行の時こそ飲みたくなりますが、
飛行機でお酒を飲む時には普段の倍まわる!と想定して飲んでくださいね。
健康第一で^^
そういえば、事件の記事に書いてあった
「機長の禁止命令」
ってどういう時に出されるか分かりますか?
これに関しても書ける事を書いてみますね!