CA生活で「一生忘れられない」モロッコの女の子の旅3


さくらが居た航空会社にいたCA歴35年のベテラン男性パーサー。
かれの1番忘れられないフライトを話してもらったさくらです。
きょうはその最終回。
※初めて来てくださった人はココから読んでくださいね♪

CA生活で「一生忘れられない」モロッコの女の子の旅1

2017.10.13

CAがどうやってドレスを用意できたのか

どうやってパーサーが上空から女の子のドレスを用意できたのか知りたいさくら。
それを聞くと、パーサーはこう答えました。
「we have special support team」 (スペシャルサポートチームにお願いしたの)
私は同じ会社なのにその存在を良く知らなかった。
といってもこのパーサーが会社に長くいて多くのスタッフに信用があるからできた事なのかもしれない。
上空でパーサーは、女の子のドレスが綺麗になることは無いと判断。
そのドレスのタグを地上のサポートチームに送った。
そして、パーサーの思いも伝えた。
女の子が出稼ぎに来ている両親に1人で会いに行くこと。そのドレスがママからの誕生日プレゼントであること。
「どうか同じドレスを彼女に着せてママと再会させてあげたいんだ。僕の給料から引いてくれて構わないから買ってきて欲しい」
と頼んでいた。
航空業界にはこういう子供の事情を聞くと、とんでもなく力を発揮するスタッフが沢山います^^
国内航空会社にも世界の外資系航空会社にも。
地上のサポートチームはパーサーから送られてきたドレスのタグの情報をもとにモールに電話をかけまくった。

幸いにもドレスがあったのでダッシュでモールに行ってドレスをゲット!
それをもって空港に行き、女の子がのっている飛行機の着陸スポットで待機していたのだ。
そして、飛行機が着陸しドレスはパーサーに渡された。
地上スタッフの素晴らしい働きのおかげでパーサーはドレスを受け取り、女の子が飛行機を降りる前にプレゼントできた。
女の子はママが送ってくれたドレスと同じ物を着てパパとママに再会できました。
そのドレスには、ママとパパと離れて頑張っている5歳の少女を応援したいという、客室乗務員とサポートチームの愛が沢山つまっていると思いました。
同じCAとして、どうにか5歳の小さなお客様の力になりたいと頑張ったクルー達の姿勢に心を打たれました。

最後に


さくらは世界で働いて日本では分からなかった事を沢山学びました。
この話を聞いてCAとして学んだ事も沢山ありましたが、それ以外の事も学んだ気がします。
自分の国では仕事が無く、海外に働きに出ないといけない人がいる事。
両親が外国で働いて一緒に暮らせない小さな子供が沢山いる事。
はじめて会った人でもその人が困っていたら、最後まで一生懸命つくす姿勢など。
うーん、世界は広い・・・
長くなりましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました。